中島公園に現れた今年の親子鴨は5組で17羽の赤ちゃん鴨。組数は例年並みだが、赤ちゃんの数が少ない。カモメなどが増えて捕食された子鴨が多いのかも知れない。親子鴨(母カモと子カモ)ごとに名を付けて観察した。

1.豊平サブローズ 3羽 6月16日発見

今年も、母子鴨が中島公園に現れたが、よそに比べてかなり遅いお出ましだ。

「札幌まつり」の最終日、6月16日に初めて見た。 巣立って間もない感じだった。

初めて見たのが豊平館前で3羽。「豊平サプローズ」と名付けた。出来れば、全ての鴨に名前を付けたい。

しかし、それは無理。同じ顔・形をした鴨が多くて名前を付けても、どちら様か見分けがつかないからだ。

しかし、親子鴨だけは見分ける方法がある。数と大きさで、だいたいの見当がつくから有難い。 

名前を付けると親しみもわく。 「こんな所に来ていたか。サブローさん」とか声をかけたくなる。

2.幻ゴローズ 5羽 菖蒲池南側 6月下旬発見通報

2組目は5羽の赤ちゃんだ。5羽+母でで菖蒲池南側で見つかったそうだ。

26日には1羽減って4羽になったと聞きいた。5羽のときは、見たことないので「幻ゴローズ」と名付けた。見たときは4羽、私にとって5羽は幻なのだ。

←ボート上では立たない方がいいと思うが
「中島パフェ」に載せる以上、信頼できる筋からの情報でなければならない。
採用した情報は中島公園散歩暦うん十年。れっきとしたNPO法人会員からの通報である。

その「幻ゴローズ」に7月13日に出会うことが出来た。菖蒲池やや南西岸近くにいた。通報を信じてよかった。裏も取れた。「幻ゴローズ」に違いない。あれから3週間だから、大きさと数で判断しても間違いないと確信する。

 3.横道ジローズ 2羽 菖蒲池北西側の横道 7月13日発見

赤ちゃん2羽だった。だいぶ捕食されたに違いない。残念だが、動物の食いあいには関与しないことにしている。

こちらは食べる専門だ。よそ様のことを、とやかく言える立場ではない。

←中島公園駅園路からの小道
売店ミドリの近くに主要園路からそれた横道がある。 そこで見つけたので「横道ジローズ」と命名する。幼児たちがキタラ方面から中島公園駅方面に歩いている。この横道は菖蒲池西岸に沿っている。

←赤ちゃん2羽をつれた母鴨をここで発見

巣立ったばかりと言っても幼鳥の泳ぎは速い、まるでアメンボのようにスイスイ泳ぐ。

カラスや雀なら飛べるようになって巣立つが、鴨は泳げるようになって巣立つのだろう。

 4.緑シローズ 4羽 売店Midori前の池 7月13日発見

売店ミドリ付近の菖蒲池中島近くにいたので「緑シローズ」と名付けた。もちろん赤ちゃんは4羽だ。

夜の売店Midoriはなかなか雰囲気がある。「札幌まつり」の夜はフル稼働だが、普段の夜は閉まっていることが多い。

←「札幌まつり」の夜、売店Midori(花月)

今年からラーメンもやっている。函館仕込の塩ラーメンが目玉だそうだ。

まだ食べていない。行こう行こうとは思っていたが、暑い日が多く行き損ねた。

おじさんとおばさんが鳩と遊んでいるので、羨ましそうに見ていたら、「遊びませんか」と誘ってくれた。
「写真を撮らせて下さい」と言ったら、「どうぞ」と言ってくれたので「ここに載せます」と言って名刺を渡した。

5.庭池サブローズ 3羽 日本庭園東側の池 7月25日発見

赤ちゃん3羽。藤棚近くの日本庭園東側の池にいて、日本庭園に向って泳いで行った。日本庭園に隣接した池なので「庭池」と名付けた。 

デジカメを持っていなかったので目視のみ。下の画像は「豊平サブローズ」だが「庭池サブローズ」とそっくりだ(笑)。今年の親子鴨は5組17羽(子)だった。

以上の子カモ数は、推定に過ぎない。マガモは平均11個産卵すると聞いている。巣立つのがほとんど2羽3羽とは考え難い。弱っていて巣立てないのもあると思うが、捕食される方が多いと思っている。

とりあえず自分が最初に観た数を基準にして、他からの情報も参考にして子鴨の数を決めている。子鴨何羽で中島公園に現れたかを記録しているつもりだ。

2013年7月24日更新
中島公園パーフェクトガイド

中島公園の親子鴨リンク集

中島公園親子鴨情報(総集編)
2007年 中島公園の親子鴨物語
2006年 中島公園親子鴨物語
2005年 6月中島公園親子鴨情報 
2005年 6月親子鴨情報「子沢山一家」
2005年 7月母は強し戦う母鴨
2004年 8月中島公園4組の親子鴨
2004年 7月中島公園の鴨の子育て 
中島公園カモ物語 子鴨はつらいよ

私が観た親子鴨

中島公園の近所に転居したのは2001年9月20日。すでに赤ちゃんカモは成長になった頃である。実際に雛を観たのは2002年からだった。


鴨(マガモ、以下同じ)の巣はどこにあるのだろうか。話しとしてはいろいろ聞いたが、私が観たのは2004年に1回だけ。

場所は薄野、南8条の藻山橋近くの鴨々川で卵を抱く母鴨を観た。川の中にある大きな石の窪みに生えた草の中に居た。
詳細はこちら→薄野の鴨の赤ちゃん


ところで鴨は何羽くらい生むのだろうか。1~13個(平均11個)産卵すると言われている。だいたい中島公園観る個体数と同じと思う。

実際は最初8羽くらい観て、次第に減る場合が多い。だから1羽を連れた母鴨を観ても最初から1羽とは思い難い。むしろ、捕食されたり、弱ったりして減ったとみる方が現実に即していると思う。


親子鴨グループは、普通独自に行動する。母鴨は子鴨に寄って来る動物を追い払おうとする。同じ鴨(マガモ)でも例外ではない。

それどころか子鴨さえ例外でない。迷子の子鴨が間違えて、別の母鴨に近づいたら攻撃されて殺されたのを見たことがある。これにはビックリしてしまった。
詳細→親子鴨の全て(下段の文)


よく動物を擬人化して考えてはいけないと言われているが、それが事実であることを実感した。本能の世界では可愛そうとかの感情が入る余地は無い。


一方、わが子を守る母鴨の姿を見ると人間としての私は感動してしまう。思わず擬人化してしまうのだ。

カラスはもちろんだが、相手が猫でも向かって行く姿は感動的だ。一度だけカラスに向かう母鴨の姿を撮ったことがある。
詳細はこちら→母は強し戦う母鴨


このページは2007年の親子鴨情報だが、2004年から2006年までの親子鴨情報は上段の「中島公園の親子鴨リンク集」から参照できる。

更に2008年以降についてはブログ「中島公園新着情報」に纏めてある。
リンク→中島公園親子鴨情報(総集編)

将来は「中島パフェ」のサブページとして纏める計画だ。観察記録として資料の一つになることを目指している。

中島公園の動物たち

2008年、菖蒲池に鯉が戻った
2007年、川に迷い込んだサクラマス
2006年 1月3日異変、鴨はどこへ? 
泳ぐ鴨: 私の愚作アニメです(笑)。

中島公園動物小説

3.実録!猫は泳ぐ人も泳ぐ
2.報われなかったニャンコへの愛

1.ニャンコ救出大作戦


 
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