在りし日の中島公園百花園「母と子の像」 札幌市公文書館所蔵
未来を担う小学生、体験をもつ高齢者にも読んでほしい
去年の秋、文学館で中島公園の資産と活用を考えるシンポジウムが開催され、先日その報告書が届きましたが43頁に及ぶものです。中島公園に関心がある私にとっては、極めて興味深い内容になっています。
この報告書を教材にして、中島公園について勉強したくなりました。お節介ですが、勉強の成果をここに発表したいと思います。中島公園が大好きな小学生から懐かしい思い出をもつ高齢者にいたるまでの、様々な人々に読んで欲しいのです。
こちらに報告書完全版を掲載
下のURLをクリックすると報告書全文が表示されます。
http://www.jila-hokkaido.com/gyouji_/Nakajima_Symposium2011.pdf
こちらは「北の造園広場」-日本造園学会北海道支部HPの「ランドスケープシンポジウム2011 報告書」のページです。
シンポジウムと見学ミニツアーの概要
2011年10月22日(土)10時~15時、文学館講堂と中島公園で開催。
第1部 「中島公園の資産と今後の活用について考える」シンポジウム
文学館講堂で中島公園が有する歴史的文化的資産についての話し合い。
第2部 中島公園見学ミニツアー
中島公園見どころ探訪ツアー。銅像は朝倉文夫の「木下成太郎像」です。主催は「ランドスケープシンポジウム実行委員会」簡単すぎて申し訳ありませんが、シンポジウム概要はこれで終わります。
宝探ししませんか? 「かんたん解説」準備中 (*^-^*)
HP「中島パフェ」の目的は中島公園を良好な状態で次世代に繋ぐことです。その第一歩として、中島公園の魅力を出来るだけ多くの方々に伝えます。知ってもらうことが全ての始まりと信じるからです。
魅力とは何でしょう。辞書によると 「人の心をひきつけて夢中にさせる力」。中島公園の外面的な魅力は水と緑、そして芸術と文化ですね。それでは内面的には何かと申しますと、歴史ではないでしょうか。
凍結した菖蒲池を利用したスケートリンク 札幌市公文書館所蔵
中島公園には文化・歴史的資産が埋もれています。
中島公園の歴史は札幌の歴史そのものと言われています。その心は? お宝ががそこらじゅうに埋まっていることです。後で書くつもりですが、私も大きいのを一つ掘り当てました。もちろん、家に持ち帰れるものではありません。そのままの形で公園の中にデンと座っています。
資産の価値を見つけることは、宝探しのようで面白いです。
できれば、皆さんと一緒にゲームを楽しみたいのです。「宝探し」はいかがでしょうか。 歴史を深く掘り下げて見つけるのです。資産は重層的で分かり難くなっていますが、その方が面白いと思います。
私も一つ見つけました。
簡単に見つけられたらつまらないし、無い物を探すとしたら虚しいですね。でも大丈夫。公園には多くの歴史的・文化的資産が埋まっています。歴史も文化にも余り馴染みのない私でさえ、一つ見つけたのです。
報告書をテーマごとに噛み砕いて「かんたん解説」連載!
宝探しのヒントは「ランドスケープシンポジウム2011報告書」の中にあります。しかし、私にとっては難しいです。これから何十回も読んで、自分なりに咀嚼して「かんたん解説」として紹介したいと思います。
在りし日の中島公園、右に藻岩山。 札幌市公文書館所蔵