「ゆきあかりin中島公園」は地域住民、生徒・学生、近隣の施設・企業等が協力して、中島公園に光の花を咲かせる幻想的で楽しいイベント。
「ゆきあかりin中島公園」の概要
2月上旬開催、札幌ゆきまつり開催中の金土日がが原則。場所は9条広場、日本庭園、園路の一部、他。2007年に阪神淡路大震災の犠牲者の冥福を祈ろうと431個のキャンドルを灯したのが始まり。2回目から規模を拡大し「ゆきあかりin中島公園」として開催。以下に年毎の概要、右サイドページに全てを網羅したリンク集を掲載。
2020年2月7日~2月9日 第14回ゆきあかりin中島公園
今年も地域の人々、学校、近隣施設が協力して、恒例のイベントが開催された。コロナウイルス等の問題もあって、来場者は少な目には見えた。しかし好天に恵まれ、雪とキャンドルで彩られた冬のイベントは一定の賑わいがあった。
雪のステージでは冬の野外人形劇「マルシュカと12の月」上演。
ここはゆきあかりのメイン会場である9条広場。明るく光っているのは雪のステージ、その隣は地下鉄中島公園駅3番口。
テントで紙コップに願い事や絵を描き、雪の中に飾る来場者参加のコーナー。札幌彫刻美術館友の会、札幌シニアネット等の担当。
ゆきあかり期間中は冬期閉鎖の日本庭園も臨時解放。
2019年2月8日~10日 第13回ゆきあかりin中島公園
2月10日
雪のステージでは昼にも子供向けイベント等がある。
子供たちや外国人観光客に人気のある雪の滑り台。
2月9日
夜のステージは野外巨大人形劇「雪わたり」が上演された。
宮沢賢治の「雪わたり」。
2月8日
雪の滑り台の上から見たゆきあかりin中島公園メイン会場。以上、簡単に紹介。詳細についてはブログに掲載。この下のリンクをクリック!
雪明りと雪遊びの三日間の詳細。→第13回ゆきあかりin中島公園
2018年2月9日~11日 第12回ゆきあかりin中島公園
夜の雪明りは初日9日、昼の雪あそびは10日の撮影。
イベントの全体像はこちらのPDF→第12回ゆきあかりin中島公園
札幌コンサートホール・キタラの前。
道立文学館の前、中島公園側出入口。他に中島体育センター、渡辺淳一文学館、天文台付近にスノーキャンドル、豊平館はライトアップ。
メイン会場の9条広場、前方で巨大人形劇「雪わたり」上演。
冬期閉園中の日本庭園はイベント期間中、夜間開放。
昼の会場は雪の滑り台等、子供たちの遊び場となった。
詳細はこちらのブログ→第12回ゆきあかりin中島公園
2017年2月10日 第11回ゆきあかりin中島公園初日
10日から12日の開催。初日は16時30分の点灯式で始まった。
昼は子供達に人気の「雪の滑り台」だが夜は絶好の撮影スポット。
会場入り口近くには飲食の移動販売車が並ぶ。
「かまくら」の中は綺麗とと思うが混んでいて入れなかった。
左側に地下鉄中島公園駅3番口と交通には極めて便利。右に見える中島児童会館では「ホッとステーション」と「ゆきあかりtoitter写真展」。
夜は滑り台がないので「ミニ滑り台像」で遊ぶ子供たち。
メイン会場の9条広場はゆきあかりでいっぱい。
「灯りと願いのコーナー」に札幌彫刻美術館友の会と札幌シニアネットの旗が並んでいた。両方とも私が会員として所属している団体。
日本庭園からプレミアムホテル中島公園まで雪明りが続く。
日本庭園内にある山の上に作られた展望台。
中島公園駅~キタラは「ゆきあかり街道」。豊平館ライトアップ。
天文台では2月10日~12日、夜間公開「冬の星座」。
札幌コンサートホール・キタラは雪明りとホワイトイルミネーション。
詳細はこちらをクリック→2017ゆきあかりin中島公園(チラシ)
2017年2月5日 第11回ゆきあかりin中島公園準備中
コンセプトは「みんなのアイデアが光り輝く」「関係者・来場者すべてが参加者となる(手づくり)」「地域の連帯により光を放つ」。具体的な内容については去年と比べ大幅な変更はない模様。
2017年2月5日撮影、ゆきあかりin中島公園の準備風景。
2016年2月5日~7日第10回ゆきあかりin中島公園
コンセプトは手づくり来場者全てが参加者。好天にも恵まれ盛況の内に終了。スノーランタン総数、8000個、訪問者総数、約5100人。
今年は子供用の「雪の迷路」も作られた。
道立文学館前には毎年ユニークな雪像が建つ。
詳細報はこちら→第10回ゆきあかりin中島公園のまとめ
画像をクリックすると拡大画像表示、字も読めるようになる。
2016年2月5日(金)~7日(日)第10回ゆきあかりin中島公園
今までの纏めはこちら→タグ/ゆきあかり(リンク集)
2015年2月6日~8日 第9回ゆきあかりin中島公園
各日、13時~15時雪遊び体験、16時30分~20時ゆきあかり。メイン会場は中島公園内9条広場(児童会館前広場)。地下鉄中島公園駅3番口。
6日、7日と好天に恵まれ順調の滑り出しだったが、8日は大雨で中止になった。雨天中止は今回が初めて。来場者数は6,500人と昨年を下回ったが、最大人数を期待できる、日曜の中止が痛かった。二日間だけを比較すれば昨年を上回っていた。
今年の特徴
今年は日本庭園が素晴らしく、訪れる人も多かった。特に展望台は人気があり、上る順番を待つ人も居た。日本庭園には幾つかの優位性があるので、今後の発展が期待できる。
開催期間以外は冬期立ち入り禁止になっているので作業が効率的。庭園の起伏、東屋、灯篭などを利用できる。
静かな環境だから照明・音楽等、工夫する余地が残されている。惜しかったのは8日の大雨。天候に恵まれば庭園の様子も口コミで広がり来場者も最高になったと思う。
文学館前にユニークなオブジェ
白一色の雪の世界に彩り鮮やかなお面が映えている。
第9回ゆきあかりin中島公園関連リンク
画像は2015年2月6日、ゆきあかりin中島公園初日のメイン会場。
最新のページはこちら→第9回ゆきあかりin中島公園のまとめ
チラシはこちらをクリック→ 第9回ゆきあかりin中島公園チラシblog
こちらをクリックすると大画面→ 空から見た「ゆきあかりin中島公園」
(大画面ですから機種によっては、表示まで時間がかかります)
さっぽろ雪まつりの開催中に開くので、大通会場から「すすきの氷の祭典会場」へ。更に「ゆきあかりin中島公園会場」へとセットで楽しめる。
主催は「ゆきあかりin中島公園」実行委員会。
開催前日の準備作業
画像は2月5日、開催前日の雪像制作作業の様子。
2014年2月7日~9日 第8回ゆきあかりin中島公園
「2014ゆきあかりin中島公園」の詳細は下のリンク↓
2014年ゆきあかりin中島公園のチラシ→ゆきあかりin中島公園チラシ
第8回ゆきあかりin中島公園→「中島パフェ」の中島公園新着情報
2014年2月7日16時30分の予定だったが少し遅れて「点灯式」
16時54分:地元小学生の「ゆきあかり灯し隊」が次々に灯を点ける。
点灯式も終わり灯が点った。これからが本番。
自由参加の「ゆきあかりGoodJobコンテスト」。皆さんの投票で順位を決める。
2014年2月8日 ゆきあかりin中島公園の二日目
メイン会場の「シンボルゆきあかり」は、昼間は滑り台として使用される。
「シンボルゆきあかり」から見下ろす「ゆきあかりin中島公園」メイン会場。
2014年2月9日 ゆきあかりin中島公園の三日目
2月8日と9日はコンサートホールKitara前でキャンドル・デコレーション。
「灯りと願いのターミナル」と「紙コップキャンドル受付テント」。
2014年 「第8回ゆきあかりin中島公園」の事前準備
第8回ゆきあかりin中島公園 第4回実行委員会 2014年1月28日
ゆきあかりin中島公園の目的
北国の雪景色の中でスノーキャンドルを灯した幻想的な空間を創出し、中島公園を中心とした地域の冬の風物詩を作り上げる。
地域の住民や学生のほか、近隣の施設、企業に協力を仰ぎ、手づくり感溢れるイベントを実施することにより、地域としての連帯感を育むと同時に、地域としての魅力付けを行う。(実行委員会資料より抜粋)
さっぽろガイドブック 第65回さっぽろ雪まつり特集!! 2014.2.5
2013年2月8日~10日 第7回ゆきあかりin中島公園
初日(8日)16時30分より点灯式。先ず子ども達の点火隊がローソクの火を点ける。吹雪の中では直ぐ消えてしまう。それでも頑張る子ども達。寒さに負けない北国の子どもの根性か、それともユラユラ揺れる灯の魅力だろうか。
悪天の為メイン会場(九条広場)のみの点灯となった。その他の会場では明日の準備をした。ここは「灯りと願いのターミナル」雪壁に穴を掘っている。9日にはここにローソクの火が灯された、願いや絵を書いた紙コップが並ぶだろう。
雪壁に掘った穴の中に紙コップランタンを収納。これなら少々風が吹いても大丈夫だろう。一つ一つに描かれたコップが面白い。それぞれが個性に溢れ気持ちがこもっている。右サイドページに掲載。
雪の展望台から眺める九条広場(メイン会場)は美しい。昼間は子ども達に人気のある滑り台となる。遠くには薄野の灯も見えるロマンチックな展望台。
「スノーキャンドルを作ってみませんか」というイベントも行われた。夜のゆきあかりに備えてスノーランタンを作っている親子のボランティア。
新しく作ったスノーランタンを加え、更に美しくなったゆきあかり。
冬季間閉鎖中の日本庭園が「ゆきあかりin中島公園」の為に開放。冬の日本庭園に入れる唯一のチャンス。「アレッ! 八窓庵がない」とかの新発見もある。実は冬になると保護の為にプレハブの中に入れられてしまう。本州仕立ての江戸時代の茶室だから北海道の雪には耐えられない。
日本庭園の灯篭には灯が点り、迷路のような雪道が幻想的。
日本庭園の横を通り中島橋に行く園路にもゆきあかり。この先にノボテル札幌があり、甘酒の無料サービスもあった。
天文台よりキタラの横を抜け渡辺淳一文学館に向かう園路。
美しかったキタラ「相響」前のキャンドル・デコレーションだったが、撮影に失敗。終了5日後でもこの通り。皆様の想像力に期待し敢えて掲載。
道立文学館前には丹頂鶴、ヒグマ、シマフクロウの雪像。
点灯式風景:子ども達の点火隊がローソクの火を点ける。
2012年第6回ゆきあかりin中島公園はますます充実
「ゆきあかりin中島公園」のメイン会場9条広場(中島児童会館前)
参考のため、第6回ゆきあかりin中島公園の様子をご案内。 2012年の「雪あかり」は最高。 中島公園が実質的に雪まつりの一角を占めた年となった。
他のプログをを読んでいて今回ほど楽しかったことはない
「充実している」「グレードアップしている」という感想が多いのだ。
「ようやく市民権を得た」と、書いてくれたブログさえあった。
nkapaの雪あかりブラリ散歩
寒い冬と言っても修行に来たのじゃないからユッタリと楽しみたい。メイン会場である9条広場から彫刻「のびゆく子等」像へ、そして日本庭園を通りキタラに向う。途中にあるライトアップされた豊平館も美しい。
歓楽街ススキノの外れから、京都で作られた灯篭が灯る日本庭園へ。
そして国指定重要文化財「豊平館」を見ながら、国際的にも評価が高い札幌コンサートホール・キタラへ向う。 現代から昔へ行ったり来りの、中島公園ならではの雪あかり散歩。 北国札幌が凝縮された様な歴史散歩を楽しんだ。
「ゆきあかりin中島公園」そぞろ歩き
片道600m、行って帰るだけなら15分だが、それでは勿体無い。ゆっくり見ながら途中で暖をとる。散歩と休憩、締めて2時間のお楽しみ。
メイン会場 9条広場 日本庭園も臨時開園 札幌コンサートホール
ここで一言お許し下さい。「中島パフェ」は資料と案内、そして報告とジョーク。即ちテキスト中心のサイト。「ゆきあかり」を撮った奇麗な写真は、他所で見せてもらいましょう!リンク→ゆきあかりin中島公園 画像
寒さが苦手でも大丈夫 暖かい場所もアチコチに
寒さは苦手だ。虚弱体質だから動き回って身体を温めるのもダメ。
児童会館はホッとステーション
ここは児童会館だな。 「休憩所」と書いてあるから入ってみよう。
”おや? 豚汁を食べているのはウチの親方じゃないですか”
「美味しそうですね」と声をかける。
「直ぐそこの移動販売車で売ってるよ。 ここに運んで食べてるの」
さっそく、でんと座ると床暖なのだ。尻が温かくて気持ちがいい。思わず話し込んでしまった。身体は弱っても口だけは元気だ。
ノボテルで甘酒の無料サービス
「今夜は冷えますね。ホテルで温かいものでも飲みませんか」
「仕事中です。雪あかりの手伝いをしているのです」と胸を張る。
「甘酒が無料ですよ」
「そうなんですか。直ぐ行きます。寒いときは甘酒が一番ですね」
ノボテル札幌のガーデンは奇麗に
イルミネーションで飾られていた。
中に入ると温かい。 冷えた身体に甘酒が沁み込む。ゆったり座って至福のひとときを過ごさせてもらった。 無料!
暖かいロビーから見る広場や中庭は美しい 札幌コンサートホール
札幌コンサートホール・キタラのロピーは広くて暖かい。雪あかり期間中は絶好のホッとステーション。ここから見るキタラ広場も、イルミネーションや雪あかりで美しい。
雪あかり期間中はテラスレストランKitaraではオリジナルスイーツ「ゆきあかり」が200円。 ここから見るキャンドル風景が美しく、ロマンティックな夜を演出!
それから、パークホテルでは「携帯電話やカメラで撮影した雪あかり会場の写真を呈示するとデザートが付くサービスもあった。もちろん雪あかり期間限定。
今は「ゆきあかりin中島公園」だが… 昔のイベントは?
昔はイベントの中島公園と言われていた。競馬で始まり、品評会に博覧会、水泳大会にスケート大会、ホッケー選手権にラクビー選手権と様々。
ウイーン少年合唱団に松方コレクション(モネの絵も)、大相撲に体操選手権、お祭りもサーカスも、プロ野球もプロレスも、数え上げればキリがない。何でもありの中島公園。まさにイベントの中島である。
1958年にはモスクワボリショイサーカスも来たが写真がない。画像は「札幌まつり」オートバイサーカス(1965年)。写っているのは呼び込みのライダー、内部ではスリル満点のショー。札幌市文化資料室所蔵写真
昔は半世紀続いた「氷上カーニバル」がイベントの王様
中でも傑出しているのは1925年より半世紀にわたり開かれた「氷上カーニバル」。冬の菖蒲池はポンドと呼ばれるスケート場になった。 1925年から、滑り納めの2月11日に「氷上カーニバル」を開催した。
1928年には秩父宮、1929年には高松宮と皇族も来られ、カーニバルは
いっそう盛り上がったと言われている。
幻想的な氷上カーニバルを黒澤明監督の『白痴』でアッピール
戦後の1951年には黒澤明監督の映画『白痴』のロケ地に、氷上カーニバルを開催する中島公園が選ばれた。 幻想的な画面は、現実の中島公園をはるかに超えて、少し怖い夢の世界を見ているようだった。
この映画には当時のトップスターが出演した。 即ち、原節子、森雅之、
三船敏郎、久我美子などである。 スクリーン上で中島公園が、これほど輝いていた時はない。この輝きを「ゆきあかりin中島公園」で取り戻したい。方法はいろいろ考えられる。
しかし、いつ何をやるにしても大切なのは、「天の時、地の利、人の和」。一致協力して楽しみながら続けられれば、飛躍する時も来ると思うし中島公園という場が見直されることもある。来年も夢は正夢天地と和
札幌コンサートホール・キタラ中庭。 雪のモニュメントを高い所から見るとKitaraのシンボルマークに見える。 見方もいろいろで面白い。
「雪まつり」中島公園会場は1990年から3年で頓挫 残念!
1990年第41回より大通、真駒内、すすきのに次ぐ第4の会場として中島公園が加えられた。 残念ながら1992年の第43回をもって終了した。
2005年5月17日の「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」に参加した。そこで、過去に中島公園が「雪まつり」会場になったことを知る。右サイドに開催当時の中島公園開催「さっぽろ雪まつり」の写真がある。
市民ワークショップは真駒内会場廃止に伴う代替会場検討の為に開催された。中島公園が最適と考えた私は委員として参加した。
そこで聞いたのが、市民ボランティアの雪像作りの苦労話。 中島公園は寒い、暗い、お腹が減る等の辛い話である。 最後は雪像も完成できなかったそうだ。公園の中では火を使えない、寒いだけでなくアイスキャンドルなども作れなかったと言って嘆いていた。 今はそんなことはない。お陰で今年は6回目。
新イベント開催の意気込みが感じられる、雪のオブジェ2008。
「ゆきあかりin中島公園」6年の軌跡
「ゆきあかりin中島公園」の歴史と各回の詳細についてはサイドページ右上から参照。リンクでこれまでの経緯を説明。
2007年1月20日 中島公園にスノーキャンドルを灯そう!
管理事務所が阪神淡路大震災の犠牲者の冥福を祈ろうと企画。近隣ホテルなども協力し431個のキャンドルを作った。1月20日から約1か月。自由広場では日本のカマクラやエスキモーのイグルーなどが造られた。
2008年1月25日~2月11日「 ゆきあかりin中島公園」2回目
千個以上のキャンドルが温かな光を放つ。金・土・日の17時から点灯。
これまで「さっぽろ雪まつり」まで点灯していた大通公園の「さっぽろホワイトイルミネーション」の一部が1月25日から2月11日まで中島公園で点灯されることになった。
場所は菖蒲池東側。
2009年2月5日~11日「ゆきあかりin中島公園」3
雪まつりと同時開催の冬のイベントとして定着。夜の中島公園が幻想的になる。自由広場にあったメイン会場は、この年から九条広場(児童会館前)に変更。一時的だが、日本庭園が開放されキャンドルが点灯された。
2010年2月5日~7日「ゆきあかりin中島公園」4
9条広場(児童会館前)では雪の滑り台などが子供達に人気。地下鉄中島公園駅からキタラに向う園路にスノーキャンドル。 キタラではイルミネーションや窓の電飾。 パークホテルやノボテル札幌でも雪あかりやイルミネーション。
2011年2月11日~13日「ゆきあかりin中島公園」5
縦軸に9条広場からキタラ。 横軸にパークホテルからノボテル札幌。 それらが交差する「のびゆく子等」の像近くに「灯りと願いのターミナル」と言う風に賑わいを集中させる配置になった。所属する「札幌彫刻美術館友の会」が初参加。
2012年2月10日~12日「ゆきあかりin中島公園」6
ほぼ前年と同じ方式だが、日本庭園が開放され雪あかりが灯った。 リピーターから「今年は充実している」と評価されるようになった。 9条広場、紙コップランタン、ゆきあかり街道、キタラ周辺等全てが着実に進化した。 今後に期待!
灯りと願いのターミナル ~札幌彫刻美術館友の会~
「札幌彫刻美術館友の会(友の会)」と「中島公園モニュメント研究会」はほぼ同じで区別するのは難しい。このページでは便宜上、同じと考えることにする。
2011年から友の会も「ゆきあかりin中島公園」に参加することになり、「灯りと願いのターミナル」を担当することになった。
2011年灯りと願いのターミナル
雪まつりの雪像や氷像、それに雪あかりと「見るだけ」のイベントが多い中で、参加型として好評。紙コップに願い事や絵を描いてもらう趣向だが、家族連れ、観光客など多くの人たちが気軽に書いて飾ってくれた。
キャッチコピーに次のように書いてある。
紙コップランタンに願い事を書いて灯そう!
子どもから大人まで参加して楽しめます!
「来て良かったです」と年配のご夫婦
通りがかりの人たちが次々と参加してくれる。 思い思いに願い事や、絵などを描きながら、楽しそうに話してくれる。「薄野の奥にこんな所があるとはね。来て良かったです」と、年配のご夫婦。
お母さんに連れられた、子ども達のはち切れそうな元気な声は聞いているだけで楽しい。 それぞれが願い事を書いている。
参加者との交流が、厳しい寒さを忘れさせてくれる
願い事にまつわる話をしてくれる人も居た。亡くなった家族へのメッセージを書いたそうだ。中島公園近所のマンションに住んでると言っていた。
中国やアメリカなど外国人も沢山参加。願い事や絵を描き、ローソクを灯し楽しんでくれた。流暢な英語で対応しているボランティアもいる。
大したもんです!
思いもかけず、国際的なミニイベントになってしまった。 こうした、祭りに参加している人たちとの交流が、厳しい寒さを忘れさせてくれる。
「2011灯りと願いのターミナル」雪山にスノーキャンドルと紙コップ
反省点 大雪や吹雪でローソクが消えてしまった
反省点もある。三日目に大雪が降り、ローソクが消えてしまった。来年は横穴式にしようということで早くも実験。灯は見事に燃え続けていた。「よし! 来年はこれで行こう」初参加ながら、充実感ある三日間だった。
2012年灯りと願いのターミナル 2回目
「去年の失敗を踏まえて、今年は新方式で行くことにしました」
「ちょっと待った~! アンタはこのプロジェクトの責任者か?」
「便宜上そうさせてください。そうすれば話は明快に短く出来るのです」
「分った。ここだけの話だぞ」
「本題に戻ります。紙コップを横穴に入れて、火とコップを風雪から守るのです」
「なるほど、これなら雪にも風にもかなり強そうだ」
という訳で「横穴式紙コップ置き場」は大成功。 大部分のローソクは消えずに灯っていた。 夜の8時にはローソクの火を消して紙コップを収拾したが、紙コップ・ランタンは灯を灯し続け、殆どが最期までその役割を果たしてくれた。
「灯りと願いのターミナル」は地下鉄中島公園駅3番口を出て右に歩いて1分。 彫刻「のびゆく子等」の像近くで開いた。
札幌コンサートホール・キタラに向う園路なので人通りも多い。 家族連れ、観光客、外国人等、多くの人が紙コップに願いや絵を描いてくれた。 700個の用意した紙コップに絵を描いてもらい、ローソクを入れ飾ってもらった。
中島公園駅3番口より徒歩1分。画像右上に「のびゆく子等」の像。
「灯りと願いのターミナル」紙コップ1
終わりに来場者に作ってもらった紙コップのホンの一部を紹介。思いつくまま撮り、ランダムに並べた55個の紙コップの内45個をここに表示。
ゆきあかりin中島公園画像集
今後の「ゆきあかりin中島公園」に期待
菖蒲池がポンド(池)と呼ばれた昭和初期は「氷上カーニバル」が盛大に挙行された。 「ゆきあかりin中島公園」の今後に期待したい。 華やかなあの頃に向って着実に進化してると思う。
近い将来、札幌を代表するイベントの一つになるだろう。 その場合、中島公園会場は参加型が柱になるかも知れない。大通の雪、すすきのの氷、そして、中島公園では来場者自ら参加して遊ぶ。このように分担して都心に賑わいを集中させることが市街地南部の発展に欠かせない。 このことは夏のイベントについても共通した課題と思う。