中島公園の見回りを始めて1年たちました。公園はリラックスできる都会のオアシスですが、問題も多いことがわかりました。「こうしたら、もっと良くなる中島公園」を考えてみました。
2004年12月15日 ロープを張っても入れます
12月14日に撮った写真です。凍結した池の上に足跡がみえます。誰か入ったのです。実際に入っているところを見たこともあります。若い人ですが、「立入禁止ですよ。」といったら、「大丈夫ですよ。」と笑っていました。
池は浅いから大丈夫というなら、ロープで囲う必要はありません。ここは凍結した池と分かるような、注意を促す表示があればよいと思います。
このロープはいたるところに張ってあるので、かなりうっとうしいです。ユーモラスなイラストで表現する方法もあると思います。
この場所は長靴を履いてないと池のそばには近寄れません道路以外は除雪していないので、長靴でなければ歩けない状態です。
この池は浅いのか深いのか分りませんが、祭りの日に若者が泳いでいたのを見たことがあります。そのときの感触では底に足はついていないようでした
浅いならロープは不要だし、深いなら浮き輪が必要になります。どちらにしてもロープは役に立たず景観を損なうだけです。もう一度、凍結した池についた足跡の写真を見て下さい。ロープを張っても入る人は入ることが分かります。
2005年12月15日 安全の為ならロープより浮き輪
公園中ロープだらけです
今年も例年のように、池の周りにロープが張られ、公園全体が工事現場のようなふんいきになりました。危険防止のためとは思いますが、不恰好なだけであまり役には立たないと思います。
安全を考えるなら浮き輪です
本気で安全を考えるなら、ロープでなく浮き輪です。警告なら池全体を囲む必要はありません。目立つところに浮き輪を置いて、「溺れた人に浮き輪を投げて下さい。」と書いた看板を立てればロープ以上の効果を期待できます。実際に水難事故のあった豊平川には浮きわが配置されています。
浮き輪は警告、溺者救助、景観維持、労働力軽減と一石四鳥です
浮き輪の配置は危険を警告し、万一溺者(できしゃ)が出た場合は救助することも出来ます。それに浮き輪は池とボートにマッチするので、公園の景観を損なうことがありません。
危険な池なら夏でも危険な筈です。一年中そのまま置いておけば良いのです。ロープのように張ったり、外したりする手間もかかりません。浮き輪を配置すれば警告、溺者救助、景観維持、労働軽減と一石四鳥になると思います。
浮き輪は水難救助の必需品ですが、水辺にも似合います
浮き輪は水難救助の必需品です。かって溺者救助泳法の講習を受けたことがありますが、実地訓練に先立ち次のような講義がありました。
1.溺者を見つけたら浮き輪を探せ、無ければ浮くものを探せ。
2.浮くものがなければ、溺者が気絶して動かなくなるまで待て。
3.無意識状態の溺者を溺者救助泳法で安全な所に運べ。
4.溺者が意識を回復すると、物凄い力で抱き付いて来る。その時は思い切り蹴飛ばせ。
5.それでも離れなかったら、出来るだけ息を吸って潜れ。
6.それで溺者は離れる。再び溺者から距離をとり気絶するのを待て。
経験者によると、溺者がしがみついてくる力は物凄いそうです。「溺れる者は藁をもつかむ」と言いますが、「火事場の馬鹿力」に匹敵するそうです。
ロープで溺者は救えません、警告だけでは片手落ちです
水難事故防止をを真剣に考えれば、誰でも浮き輪にたどりつく筈です。安易にロープを張り巡らすのは、「多分事故はないだろうう。」と言う前提があるからです。安易な責任回避策と思われても仕方がありません。なぜなら、ロープを張っても溺者を救うことは出来ないからです。ロープの囲いを撤去して、替わりに浮き輪を配置すれば安全性も景観も向上すると思います。
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2004年10月15日 銀杏の木を苛める人達
毎年、初秋になると現れる10mもありそうな長い棒をもって中島公園に来る人たちは、一体どうゆうつもりなのか理解に苦しみます。
それに、スケボーを禁じ、花壇をロープで囲い立入禁止の札をかける公園管理当局が何故、この公園を破壊し、汚す、危険な行為に寛大なのか理解に苦しみます。
ここまで読んで、大袈裟な表現だと思う人がいるかもしれません。少し説明させて下さい。
仮に100人の人たちが10mの繋ぎ合せた不安定な棒を振り回して、木の実を払い落とし、枝を痛め、葉を落とす姿を想像してみて下さい。
危険で、破壊的で、所構わず散らかす行為であることは明らかです。幸い、このような行為をする非常識な人は少ないので、よけて通れば危険は避けられます。しかし、このまま放置しておけば増えて来るかも知れないし、人数が少なければ何をしても良いと言うのもおかしな話です。
なぜ自然に落ちるまで待てないのでしょうか。これでは待っている人は浮かばれません。その内、待っている人も棒を振り回したくなるかも知れません。
2004年9月15日 赤札を役に立てましょう
今回のような大きな災害(台風18号開園以来の大被害))に遭うと、あれは一体何のことだろうかと思います。
あれとは、例の立入禁止ロープのことです。初めて読む人のために簡単に説明します。
中島公園のほぼ中央に芝生の広場があり、バラの花壇が数箇所あるのですが、その全てが右の写真のようなロープで囲まれています。
多分バラが踏まれないようにロープに囲いをしたのかも知れません。これによって幾らかのバラが守られたか、評価は不明ですが、こうゆう囲いが広場のあちらこちらにあるのですから、景観を著しく、悪くしていることだけは確かです。
そこで、提案があります。現在台風の被害で危険な箇所がいくらかあります。この囲いを引っこ抜いて、危険箇所を囲ったらいかがなものでしょうか。景観は良くなるし、危険防止に役にも立つし、一石二鳥と思います。この「立入禁止」の赤札は目立つし、在庫も沢山あるようですから、きっと安全のためにお役に立つと思います。
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2004年8月15日 自然の反対語は人工ですか?
「下手な考え休むに似たり」と申しますが、たまには肩肘張らずお休み下さい。知識はないのですが、自由に考えるのが好きです。例えば、人工は分りますが、自然とは何でしょうか?
何気なく「中島公園は自然があって良いですね。」とか言いますが、この公園は池、川はもちろん、草木まで人の手が沢山加えられています。鴨などの動物さえ餌付けされ人の手が加わっているのです。一体どこまでが自然なのでしょうか。池の下には地下鉄までも走っています。
ちなみに地下鉄工事中は池もお休みでした。
鳥が巣を作っても「鳥工」でもなく、蟻が蟻塚を作っても「蟻工」とも言いません。しかし、人が作ると人工です。鳥の巣は鳥が住み、子を産み、人はマンションで同じことをしますが、鳥の巣は自然でマンションは人工物のようです。
しかし、私の「下手な考え」では高層ビルも、自然です。人工などと言う言葉は人間界だけで存在するだけで、自然界には通用しないと思います。(ハシブト)カラスから見れば、高層ビルは山、あるいは高い木、ゴミ袋は獲物、人は動物の一種と言う風にです。カラスがカラス本位に物事を考える様に人も人本位にものごとを考えると思います。
人がカラスと違うところは、自然保護等、環境にも配慮して暮らしています。残念ながら全体の考えには至りませんが、傾向としては、その方向にあると思います。これは地球上で力を持ちすぎた人類の責務であると共に、人類生存の為の必須条件ではないでしょうか。
2004年7月15日札幌まつりでキタラをアッピールしよう!
6月14日から16日までの三日間は北海道神宮例祭(札幌まつり)です。園内に露店やサーカス小屋等が立ち、中島公園が一番にぎあう時期です。不思議なことに一番、人の集まるこの期間、キタラ(札幌コンサートホール)はお休みです。しかも全体をフェンスで囲む防衛体制です。
6月16日付道新によると、フェンス設置費用に50万円掛かるそうです。同記事によると、評議員の一人は「市民のための施設なのに、多くの人が集まる まつりで施設を見てもらうという発想がない。税金を使い管理のための管理をしているようなものだ。」と怒っているそうです。
そこで、この三日間にキタラで何をしたら良いか、考えてみました。コンサートホールに相応しく且つ、お祭りのふんいきとマッチするイベントとなると、なかなか難しいものです。
大ホールで「ふるさと・童謡大会」、「お祭りの音楽演奏」、笛や太鼓でドン・ヒャララで芸術的なもの、「世界のお祭り音楽」ならコンサートホールにふさわしい曲が沢山ありそうです。キタラのパイプオルガン演奏なども良いですね。
小ホールでは大画面を使って「日本の伝統・お祭りめぐり」など、良いと思います。音響効果も抜群なので、臨場感がありそうです。その他、施設見学会、郷土写真展、園内で絵を描いている人が多いので、中島公園絵画展も良いと思います。広いロビーを使ってキタラにふさわしいイベントもいろいろ考えられます。喫茶コーナーも利用できると思います。
いずれにしろ、一番人の集まる時期に閉鎖してフェンスを張って、施設の保守点検をするのは勿体ないと思うし、素人考えかも知れませんが、保守点検は工事車両の出入等伴うので、人の出入の少ない時期にすべきと思います。
以上、「中島パフェ」管理人のつぶやきです。 独りごととでも思って下さい。
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2004年6月15日 公園の景観に配慮を
キタラ(札幌コンサートホール)の東側に広がる芝生の広場から藻岩山の眺めは、この公園の目玉の一つです。公園の景観を維持する為、周辺の建物の高さを制限すべきだとの意見は、残念ながら無視されてきました。
マンションの高層化に伴い、藻岩山は徐々に見えなくなっています。景観をとるか土地の有効利用を優先するか、難しい問題です。
一方、芝生の広場の鉄パイプに張っている工事現場風のの黄色白のロープと、それにぶら下がっている真っ赤な「立入禁止」の看板ですが、この問題の解決は極めて簡単です。
他の公園を見て真似をすれば良いのです。例えば、近くの豊平公園を見て下さい。ここと同じように芝生の中に薔薇の花壇がありますが、スッキリと綺麗になっています。
豊平公園ではどうしても、囲いが必要な場合は周囲の景観に配慮して、調和の取れた材料を使っています。また、単に「禁止」だけの表示もありません。禁止の場合はその理由が書いてあります。そして、「赤」の使用は必要最小限に留めています。
ちなみに、この芝生の広場には「赤」の「立入禁止」などの看板は何十枚もぶら下がっています
公園管理には私達には分らない苦労、あるいは私達には分らない理由もあると思いますが、何箇所もロープを張った工事現場風の芝生の広場にとまどいを感じています。
2004年5月15日 立入禁止とロープの囲い
中島公園も最近は経費節減モードになって来ました。昨年の冬から地下鉄幌平橋、キタラ(札幌コンサートホール)間のロードヒーティングが使用中止になり、日本庭園の開園時間が6時〜19時が、8時30分〜17時に短縮されました。
キタラへの通路としては勿論、冬の散歩やジョギングに親しまれてきたロードヒーティングの一部中止は残念ですが、予算がないのなら仕方がないでしょう。
日本庭園も付近のホテルの早起きの観光のお客さんや近所の方々などの早朝の散歩などに親しまれて来ましたが、これも経費削減が必要ならば仕方がないかも知れません。
しかし、公園ほぼ中央、キタラの東側の芝生の広場の立入禁止の看板をぶら下げたロープの囲いが冬でもそのままなのは何の為でしょうか。もともと、この囲いは公園の美観を損ねるだけで、必要がないと思います。囲いが張りっぱなしだと、ますます汚くなってゆきます。
多分薔薇を守るつもりでロープで囲っているのだとは思いますが、立入禁止の看板とロープに囲まれた薔薇はあまり美しくは感じません。鉄パイプとロープと立入禁止の看板ばかりが目立ちます。
そもそも、公園の美観を損ねてまで薔薇を植える必要があるのでしょうか。あるいは棘が危ないと言うのなら芝桜か何かに替えたらどうでしょうか。花は植えないで芝生だけでも、ロープだらけの現状よりはましと思いますが、皆さんはどう考えますか?
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2004年5月15日カモメが急激に増えています
ここは中島公園菖蒲池ですが、海鳥であるはずの、オオセグロカモメが、急激に増えています。
3年前は、たまに見かける程度、去年は2,3羽くらいでしたが、今年は春から群れている感じです。
このまま増えるとどうなるのか心配です。
2004年4月15日 連休(GW)に向けて公園全開
4月ほど変化の激しい月はありません。全体的にはモノクロからカラーに変化します。融けた雪の下から緑の草が現れ、凍結した池も徐々に融けて、鯉の泳いでいるのが見えるようになり、鴨などの水鳥も池に帰ってきます。
雪が融け、ゴミが現れ、本格的な清掃作業が始り、きれいな公園に生まれ変わります。クロッカスが咲き、ツツジが咲き、日本庭園は4月19日に開園し、桜が咲くゴールデンウイークには、菖蒲池にボートが浮かび、テニスコートがオープンします。冬期間閉店していた、大中食堂と売店ミドリが開き、公園が全開になります。
訪れる人も徐々に増え、4月中旬のフリーマーケット、5月1日のメーデー、続いて1ヶ月に及ぶ園芸市などの行事が次々に開催されます。
海鳥のカモメが都市化しています
海鳥であるはずのオオセグロカモメが年々増えています。4月7日のことですが、10羽のカモメが群れているのを見ました。中島公園の菖蒲池でこれだけ、まとめて見たのは初めてです。これ以上増え続けたらどうなるか心配です。
以下は2002年8月8日北海道新聞「卓上四季」の抜粋です。
「道庁周辺にいたマガモが激減したのもカモメの影響ではないか」。そう話す専門家もいる。野鳥の会は「人間が都市部に誘導した印象もある。自然の生態系が崩れないか、心配です」。カラスに代わってカモメが生ゴミをあさる日がくるかもしれない。
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2004年3月15日 公共の場所でのマナー
ホームページの主催者を管理人と呼ぶ習慣があるので、管理人を名のっています。ただ、気分としては中島公園の管理人の気持ちも少しはあります。この気分ですが、顔にも出ているようで公園の管理人さんと間違われたことがあります。
去年の秋、5,6人の女性のグループから「管理人さ〜ん。」と呼び止められました。 猫がカモを襲っているので止めさせろと訴えるのです。 「何かホームページに書く種はないか。」とキョロキョロしながら歩く姿が、監視に歩いている公園の管理人に見えたのかも知れません。
公園管理人になったつもりで園内をみると、マナーの悪い人も、ときどき見かけます。鼻をかみながら、ティッシュを何枚も捨てながら歩く人、ベンチで寝る人、立ち小便する人、 薔薇を折る人、長い竿で銀杏を叩き落す人、パチンコで野鳥を撃つ人などです。
近頃、新聞などで、公共の場所でのマナーについて何かと、話題になっています。若者が非難の対象になっていることが多いのですが、私が公園の中で見たのは全て大人、残念なことに、私の同年輩が特に多いのです。
マナーが悪いと言っても、年配者の場合は生活臭がプンプンしているのですが、若者の場合はちょっと違います。すべて遊びですね。例えば、夏、菖蒲池に飛び込む、冬、氷の張った菖蒲池を歩き回る、営業時間外のボートを無断で乗り回すなどです。花火も多分若者でしょう。夜は公園に行ったことないのですが、家にいても音が聞こえます。翌朝ラジオ体操のために公園に行くと花火の残骸が散らばっています。
2004年2月15日 考えて欲しいキタラへの歩行路
冬の中島公園の特徴はキタラ(札幌コンサートホール)を中心に北の地下鉄中島公園駅から南の幌平橋駅までロードヒーティングにより雪のない歩道を確保してきたことにあると思います。
しかし、今年は経費削減のためか、キタラ・幌平橋駅間のロードーヒーティングが休止になっています。高齢者など足の弱い人がキタラに行くときはどうしたらよいのでしょうか。
中島公園駅から行けば歩道は歩きやすいのですが、駅から地上までは階段しかありません。
一方、幌平橋駅は地上までエレベーターで昇れますが、キタラへの歩道は雪道なので凍結した場合危険です。ところで、行啓通からキタラへの道路はロードヒーティングになっています。ここから幌平橋駅は僅か250メートルです。キタラ・幌平橋駅間のロードヒーティングを休止するなら、この部分を歩き易い状態に整備して欲しいと思います。ここの歩道は他の道に比べて人通りが多く、凍結した場合、特に滑り易くなるので歩行には細心の注意が必要です。
2004年1月15日 ロードヒーティングの減少
左が去年、右が今年です。北国の人なら、この違いの大きさが分ると思います。
左は危険なツルツル雪道、右は足元が快適なロードヒーティング;夏の道と同じです。
冬寒いのは当たり前と覚悟していますが、ツルツル道路には馴染めません。寒いのは歩いているうちに暖まってきますが、ツルツル道路は歩けば歩くほどツルツルです。
ここは地下鉄幌平橋からキタラに向かう園路です。去年まではロードヒーティングだったのですが、燃費削減のため暖められなくなりました。なお、中島公園駅・市電方面・行啓通からキタラへの園路は今までどおりロードヒーティングが稼動しています。
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